ベビーシッターサービスとファミサポの比較

ファミサポは子どもを見守る役割、シッターは子供を保育する役割

【価格の違い】

今日はベビーシッターと、ファミサポの価格帯の違いについて書いてみようと思います。

結論から申し上げますと、ベビーシッターサービスは、埼玉県の相場は1時間当たり1600円～2500円です。

各自治体にあるファミリサポートサービスは地域により様々ですが、わたしの居住する地域は、1時間当たり700円。

では、なぜ料金がそれほど違うのでしょうか。

ファミリーサポートは、サポートさんの自宅で子どもを預かってもらえるサービスです。お住いの自治体により少し違いがあるかもしれませんが、基本はファミサポ協力会員として登録すれば、誰でもお子様を預かることができます。

利用者さんは利用者登録をすることで、利用日や時間帯に合う協力会員を自治体の職員がマッチングしてくれて、面談、預かりという流れで進んでいきます。マッチング職員同席のもとで協力会員と対面での面談ができたり、保育場所になる協力会員の自宅を見ることもできます。わたしの自治体では、面談は協力会員の自宅というルールがあります。

行う援助は、あくまでもボランティアに近い内容で、軽易かつ補助的なお手伝いです。ファミサポの協力会員は、所定研修は5時間程度。

ベビーシッターは、大きく2つに分かれ、会社所属派遣型とフリーランス型になります。

どの会社も厳しめの対面審査、選考、事前テスト、適性診断などがあります。会社独自の所定研修は50-70時間に及び、加えて保育士・看護師、または都道府県知事が認めた研修受講を修了した者のみ。さらにACSA（全国保育サービス協会）の研修とテスト50時間程度も条件に含まれています。居宅訪問保育のノウハウは全て習得してからのお引き受け開始という流れなので、実はエントリーから仕事開始まで2か月から3カ月を要しています。

わたしはファミサポの協力会員も、シッターの経験も両方ある人になるわけですが、サービス提供者側の率直な感想としては、ファミサポは子どもを見守る役割、シッターは子供を保育する役割を担っているのかなと思います。

ただ一つ言えることは、お子様達の立場と立てば、慣れ親しんだ自宅で過ごせるメリットは月齢が低いほど大きいとは思います。知らない場所に連れていかれて人見知りと場所見知りが発動するより、慣れ親しんだ場所で人見知りだけ発動のほうがまだよいと思いますし、自分の生活圏に他人が入り人見知りしたとしても、時間が経てば自宅の安心感から徐々に慣れてくれることが期待できます。

ファミサポの場合、先方のご自宅の環境設定が、お子様の月齢に合っているかの確認は気を付けてご覧になられたほうが良いと思います。ドア、ストーブ、台所、ソファー、コンセントの配線など。わが家は当時自宅でもベビー教室をやっていたので、リビングは乳幼児仕様になっていましたが、安全管理がされたご自宅のほうがリスクは低いとは思います。

ベビーシッターサービス、ファミサポ、両方ともにメリットがあると思うので、比較してみるのもいいと思います。